導入事例
リモートワーク中のスタッフのストレスが軽減。離職防止に加え、採用活動での魅力向上にもつながる。

リモートワーク中のスタッフのストレスが軽減。離職防止に加え、採用活動での魅力向上にもつながる。

株式会社ZERO ONEは、他社の仮想オフィスを利用していたものの、費用やサポート体制に課題を感じていました。FAMofficeを導入後、課題は解消。リモートワーク中のスタッフのコミュニケーションの促進につながり、ストレス軽減などの効果が生まれたと話す同社にお話を伺いました。

株式会社ZERO ONE(CROSSROADグループ)
COO 橋本様


INTERVIEW

固定費の増加を抑制できる点に魅力を感じた

――FAMofficeを導入したきっかけを教えてください。

当社は税理士法人と社労士法人のグループ会社であり、約10年前から税理士法人で顧問先からの依頼に応じてBPO業務を受託してきました。企業の人材不足が深刻化するなか、経理・労務業務の代行ニーズが高まることに対応し、2022年に事業部として業務を開始し、2023年1月に法人として独立しました。スタートアップから東証プライム上場企業まで、幅広いお客様のバックオフィスBPO業務をサポートしています。税理士法人では、コロナ禍前からリモートワーカーが複数人いたため、リモートワーカーを雇用する環境の素地が既にありました。ZERO ONEの従業員を雇用するにあたって、地方在住や子育て中などで都心部のオフィスへの出社が難しい人材の活用を促進するため、初期段階からリモートワーカーの雇用を考慮に入れていました。リモートワークでは、コミュニケーション不足が生産性の低下を招く最大の課題であるため、仮想オフィスの導入を積極的に検討しました。

――仮想オフィスにはどのような機能を求めていましたか?

仮想オフィスの画面上に常にスタッフの顔が表示されるタイプの場合、スタッフは監視されていると感じる可能性があります。そのため、必要に応じてビデオ通話ができる仮想オフィスを求めていました。検討した当初は外国製の製品しかなく、最初は他社の仮想オフィスを導入しました。ただ、いくつか問題が生じたのです。まず費用です。ユーザー数で課金されるため、スタッフが増えるにつれ、固定費負担が増しました。外資企業の製品だったので、不明点についてメールで問い合わせても、わかりにくい文章で返事が来るなど、サポート体制にも不満がありました。すでに当社がパソコンに搭載していた別のシステムとの間で不具合が生じる場面もあり、システム変更を考え始めました。

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――FAMofficeを選んだ理由を教えてください。

1つ目は、富士ソフトが開発した国産のシステムなので、安心感がありました。
2つ目は、費用面です。ユーザー数が上限に達するまでは、金額が固定なので、固定費の増加を抑えられる点に魅力を感じました。これからスタッフが増えても安心して利用できます。

雑談しやすいため、スタッフのストレス軽減にも効果

――導入の流れを教えてください。

導入を決めたのは、2023年です。年末年始休暇中に私がFAMoffice内のレイアウトを整え、2024年1月4日から使い始めました。マニュアルがわかりやすく、使い方について困ることはありませんでした。使い始めた当初、不具合があり、メールで問い合わせたところ、すぐに返事が来たのも助かりました。現状では、サポートを受けなければならない場面はなく、順調に運用できています。

――スタッフの皆さんの反応はいかがですか?

仮想オフィスによって、一目でスタッフの出社状況がわかるので、非常にコミュニケーションがとりやすいと感じているようです。リモートワーク中は、不明点や疑問点があっても他の人の状況がわからないために質問ができなかったり、わざわざオンライン会議ツールで予定を合わせてから話をしたりするケースが多くあります。FAMofficeは待ち時間を作ることなくすぐに話し掛けられるため、とても便利です。困ったことがあればその場で解決することができます。また、出社に比べ、リモートワークは雑談がしにくく、スタッフのストレスが溜まりやすい環境になりがちです。FAMofficeは雑談がしやすく、スタッフのストレス軽減にもつながっていると感じています。さらにFAMofficeはアバターの髪や服の色を自由に選べるため、自分の好みに合わせて楽しく選んでいる人もいます。

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――FAMoffice導入による効果を教えてください。

コミュニケーションの活性化とストレスの軽減が顕著になりました。これにより、スタッフの満足度が向上し、結果として離職率の低下に大きく寄与しています。とくに、リモートワークが多い現代において、FAMofficeはチーム間の繋がりを強化し、一体感を保つための重要なツールとなっています。ご家庭の事情で退職される方を除き、導入後の退職者は無く、定着率の向上が明確に見られます。また、FAMofficeによる情報共有のスムーズ化は、業務の効率化にも寄与し、生産性の向上を実現しています。採用面でもメリットがあります。採用面接の際に、FAMofficeを活用しコミュニケーションがとれるようにしていると伝えると、働きやすい環境を整備していると喜んでもらえます。FAMofficeがあったからこそ、すぐに職場に馴染めているようです。

FAMofficeのおかげでチーム制が円滑に機能

――リモートワークにおける仮想オフィスの重要性について、お考えを教えてください。

リモートワークでは、コミュニケーションをとりやすい環境づくりが重要です。そのためにFAMofficeは役立ちますし、費用をかける価値はあります。当社で働いているスタッフの居住地は北海道から大分県までと幅広く、配偶者の転勤で地方に引っ越した結果、それまでのキャリアを活かせる仕事が見つからず困っていた人もいます。また、子育て中で出社が難しい人もいます。女性はとくに一旦離職すると、再就職が厳しいのが現実です。当社はリモートワークを導入することで、地方在住でも子育て中でもキャリアを活かした仕事ができます。加えてチーム制により、子どもの急な病気で休みをとっても他のスタッフがフォローできるようにしました。チーム制が円滑に機能しているのは、FAMofficeでコミュニケーションがとれているおかげです。リモートワークは優秀な人材の確保につながり、本人にとっても会社にとってもメリットがあります。FAMofficeは、そのリモートワークを支えてくれていると感じています。

 
 


PROFILE

ZEROONEロゴ
会社名:株式会社ZERO ONE(CROSSROADグループ)
所在地:本社 大阪府大阪市中央区北久宝寺町3-5-12 御堂筋本町アーバンビル4階
東京支店 東京都港区新橋5-8-11 新橋エンタービル8F
URL:http://zeroone-bpo.jp/

※当事例は2024年5月時点の情報です。

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