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メタバースと私達の働き方

メタバースと私達の働き方

皆さんはどのくらいメタバースについて知っていますか?この近年で、「メタバース」はテレビや WEB の記事、SNS など様々なメディアで見かける言葉になりました。Facebook 社が社名を Meta 社に変更したり、Microsoft 社がメタバースへの参入を進めたりと、世界的な企業の動向からもその注目の高さが伺えます。また、アメリカ大手コンサルティング会社のマッキンゼー・アンド・カンパニーは「メタバースの価値創造」というレポート内でメタバース市場は 2030 年までに 5 兆ドル規模に成長する可能性があると発表しました。
コロナ禍で、オフラインで人と会うことや移動することが制限され、バーチャルの世界は大きく進化することになりました。ビジネス面においても、テレワークが普及しオンラインでのコミュニケーションは当たり前のものとなったのではないでしょうか。
この記事では、メタバースの登場によって私たちの働き方はどのように変化していくのかについてお話します。

メタバースとは

メタバースは、英語では Metaverse と表記されます。定義についてはまだ明確なものはありませんが、一言でいうと「 3 次元の仮想空間(バーチャル空間)」を指します。
経済産業省が発表した「仮想空間の今後の可能性と諸課題に関する調査分析事業」の報告書では、仮想空間は“ 多人数が参加可能で、参加者がその中で自由に行動できるインターネット上に構築される仮想の三次元空間。ユーザはアバターと呼ばれる分身を操作して空間内を移動し、他の参加者と交流する。 ゲーム内空間やバーチャル上でのイベント空間が対象となる。”と定義されています。
ユーザはメタバース内でデジタル通貨をやりとりして経済活動を行ったり、他のユーザとのコミュニティを築くことができます。また VR (バーチャルリアリティ)を利用して没入感の強い体験を得ることもできます。デジタルのため場所や時間に制限されない上に、VR で現実に近い活動を行い、感覚を得ることが出来るため、メタバースの可能性は非常に注目されているのです。

VR でのコミュニケーションはビジネスに向かない?

メタバースを体験する手段として、VR があると前章にて説明しました。VR は“体験”に重きを置いているため、視覚・聴覚を覆う VR ゴーグルやヘッドセットが必要となります。ビジネスにおいて VR でコミュニケーションをとろうとすると、会議の時はゴーグル、ヘッドセットをつけ、作業の時には PC を見るためにそれらを外し、会議になったのでまたつける…といったことを繰り返すことになります。想像するだけでも面倒で、業務中に VR を使ってコミュニケーションをとることは現実的ではないと思わざるをえません。

また、VR 内ではアバター同士でコミュニケーションをとることになります。リアルに近い表情の動きが再現されているとはいえ、ビジネスにおいて重要な微細な感情の変化をアバターの表情から読み取ることができるのでしょうか?人は誰かとコミュニケーションを取るとき、言語・聴覚・視覚の3つの要素をもとに相手を判断しているとされています。人と人とのコミュニケーションにおいて、話し手のどのような情報が聞き手の印象に影響するかを実験した結果によると、聞き手に影響する割合は、言語: 7 %、聴覚: 38 %、視覚: 55 %であることがわかっています(メラビアンの法則)。社外の人と会議をしているとき、上司に報告・相談をしているとき、部下に指示を出しているとき、私たちは相手の言葉だけでなく、態度や表情から様々な情報を読み取っているのです。

現状の最適解は仮想オフィス空間

業務を行うときにいつでもどこからでもアクセスでき、仲間と同じ空間を共有するという意味では、FAMoffice もメタバースの一つと言えます。FAMoffice はパソコンさえあればゴーグルもヘッドセットも必要ありません。アバターとして出社し、会話をするときにはビデオ通話で相手の顔を見ながら話すことができます。メタバースのメリットである「現実に近い活動を行い、感覚を得る」を、業務上で必要なレベルで実現しているのが FAMoffice となります。
今後、様々な企業はメタバース事業に進出し、メタバースはより身近なものになり、私達の生活はもっと便利になっていくかと思います。一方で法律やルールの整備はまだ進んでおらず、多くの課題があります。ビジネスにおいてメタバースを活用いくためにはまだまだ工夫が必要で、当面は FAMoffice のような2次元の仮想オフィス空間が最適解なのではないでしょうか。

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